DMM.com証券は、初心者から上級者まで幅広い投資家に対応した資産運用のプラットフォームです。
特に「DMM株」は、低コストの手数料が魅力で、現物取引は55円、信用取引は300万円超の場合無料と業界トップクラスの安さを誇ります。
また、米国株取引では手数料無料で、若年層には25歳以下の現物株手数料が実質無料という特典もあります。口座開設はスマホで簡単に行え、最短即日で取引を開始可能です。
さらにNISA口座にも対応しており、非課税枠を活用した資産運用が可能ですが、「つみたてNISA」には対応していない点は注意が必要です。DMM証券の使いやすいアプリやサポート体制も高評価を得ています。
DMM.com証券での資産運用の実際
DMM.com証券とは？概要と特徴
DMM.com証券は、オンラインでの資産運用を提供するネット証券会社です。日本株や米国株、FX、CFDなど幅広い金融商品を取り扱い、低コストな手数料体系が特徴です。
特に「DMM株」では、日本株・米国株の取引手数料が業界でもトップクラスの安さを誇り、米国株に関しては取引手数料が一律0円という強みがあります。
また、初心者向けの簡単モードを備えたアプリや充実したサポート体制により、初心者から上級者まで幅広い投資家に対応しています。
さらに、新NISA口座にも対応しており、非課税枠を活用した資産運用が可能です。ただし、つみたてNISAやiDeCoには対応していないため、利用目的に応じた選択が必要です。
DMM証券の基本情報と所在地
株式会社DMM.com証券は2006年12月6日に設立され、本社は東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワーに所在します。
資本金は98億円であり、自己資本規制比率は516.3％（2024年末時点）と安定性が高い企業です。代表取締役は谷川龍二氏で、第一種・第二種金融商品取引業や商品先物取引業など複数の業務を許可されています。
また、日本証券業協会や金融先物取引業協会など複数の団体に加盟し、投資者保護にも力を入れています。
DMM.comとは何か？
合同会社DMM.comは1999年に設立され、多岐にわたる事業を展開する企業グループです。
その事業領域は60以上に及び、金融サービスだけでなくエンターテインメント（動画配信やゲーム）、教育（オンライン英会話）、物流など幅広い分野を網羅しています。
本社所在地は東京都港区六本木三丁目であり、従業員数は約2,300名です。DMM.comは非上場企業として柔軟な経営戦略を持ち、「誰もが見たくなる未来」という企業理念のもと、新しい挑戦を続けています。
DMM証券の主な取扱商品
1. 株式取引（DMM株）
DMM株では、日本株と米国株を中心に取り扱い、一部国内ETF・REITや海外ETFも対象としています。日本株の現物取引手数料は55円から300万円超の場合880円（税込）までと低価格であり、信用取引では300万円超の場合無料となります3。米国株については取引手数料が一律0円である点が大きな魅力です。
2. FX（外国為替証拠金取引）
DMM FXでは、多様な通貨ペアを提供し、高い流動性と使いやすいプラットフォームが特徴です。初心者向けの教育コンテンツも充実しており、スプレッドも競争力があります。
3. CFD（差金決済取引）
CFDでは株価指数や商品など多様な対象を取り扱い、高レバレッジで短期的な投資機会を提供します。
4. その他の商品
競走馬ファンド「BANUSY」などユニークな商品も展開しており、多様な投資ニーズに応えています。
これらの商品群により、DMM証券は初心者からプロまで幅広く利用できるプラットフォームとして評価されています。ただし、IPO株や単元未満株の取り扱いが少ない点には注意が必要です。
DMM証券の口座開設手続き
口座開設の方法と必要書類
DMM証券での口座開設は、スマホやPCを使って簡単に行えます。以下の手順で進めることができます。
- 公式サイトから申し込み
DMM証券の公式サイトにアクセスし、「無料口座開設」ボタンをクリックします。必要事項を入力し、契約締結前交付書面などの確認を行います。
- 必要書類の準備
本人確認書類として以下が利用可能です：
- 本人確認書類の提出
スマホで「スピード本人確認」を利用することで、書類をアップロードするだけで手続きが完了します。
最短での口座開設の流れ
DMM証券では、「スマホでスピード本人確認」を活用することで、最短即日で取引を開始できます。以下がその流れです：
- 午前中に申し込み
平日の午前中（なるべく早い時間）に申し込みを完了すると、審査が迅速に進みます。
- 審査とメール通知
審査は通常1時間程度で完了し、結果がメールで通知されます。
- ログインIDとパスワード発行
審査通過後、ログイン情報が発行され、即座に取引可能となります。
本人確認と審査のポイント
DMM証券では、以下の条件を満たすことが審査通過のポイントとなります：
- 日本国内在住で18歳以上75歳未満（高校生は除く）5。
- 本人確認書類およびマイナンバー確認書類を正確に提出すること。
- 投資経験や目的などを適切に記載し、虚偽報告を避けること。
- インターネット環境やメールアドレスなど、取引に必要な環境が整っていること5。
これらの手順を踏むことで、スムーズにDMM証券で資産運用を始めることができます。
DMM証券での投資商品の種類
株式投資とDMM株の魅力
DMM証券の「DMM株」は、日本株と米国株を中心に取り扱い、初心者から上級者まで幅広い投資家に対応しています。特に米国株取引では、手数料が一律0円で、約2,400銘柄の米国株やETFが取引可能です。
また、円貨決済と外貨決済のどちらも選べるため、為替リスクを軽減しながら取引ができます。日本株では、現物取引の手数料が55円（税込）からと低コストで、信用取引では300万円超の約定代金の場合無料となる点が魅力です。
さらに、「DMM株」では使いやすいアプリが提供されており、リアルタイムの価格更新や簡単な操作性が高く評価されています。特に若年層向けには25歳以下の現物株手数料無料キャンペーンなどもあり、初めて株式投資を始める方にも最適な環境を提供しています。ただし、単元未満株やPTS（夜間取引）には対応していないため、これらのサービスを重視する場合は注意が必要です。
FX・CFDの取引について
DMM証券は「DMM FX」と「DMM CFD」を通じて、多様な金融商品へのアクセスを提供しています。「DMM FX」では主要通貨ペアを含む豊富な選択肢があり、スプレッドも業界最狭水準で提供されています。また、高速注文システムや24時間対応のサポート体制により、初心者でも安心して取引を開始できます。
一方、「DMM CFD」では22種類以上の商品が取引可能で、
- 貴金属（例：金・銀）
- エネルギー（例：原油・天然ガス）
- 農産物（例：小麦・大豆）
など多岐にわたる銘柄をカバーしています。CFDはレバレッジを活用した短期的な取引に適しており、市場変動に迅速に対応できる仕組みが特徴です。ただし、高リスク商品であるため、十分な知識とリスク管理が求められます。
IPOの取り扱いと参加方法
DMM証券はIPO（新規公開株）の取り扱いも行っており、抽選方式による平等な配分が特徴です。
IPOへの参加は簡単で、「DMM株」の取引ツールから申し込み可能です。抽選参加時には資金不要で、当選後に購入手続きを進める仕組みになっています。
このため、資金拘束なく気軽に参加できる点が魅力です。
IPO申し込みの手順は以下の通りです。
- 「DMM株」にログインし、「IPO新規公開株」をクリック。
- 希望する銘柄を選択し、「申込」ボタンをクリック。
- 申込内容を確認して完了。
注意点としては、DMM証券は委託販売団としてIPOに参加するため、取り扱い銘柄や配分量が限定される場合があります。
また、ブックビルディング（需要申告）は行わず、仮条件の上限価格で申し込みます。当選後に購入辞退してもペナルティはありませんので、初心者でも安心して挑戦できます。
これらの商品群とサービスを通じて、DMM証券は多様な資産運用ニーズに応えるプラットフォームとして評価されています。
DMM証券での取引方法
PC・スマホアプリでの取引
DMM証券では、PCとスマホアプリの両方で取引が可能です。PC向けには「DMM株 STANDARD」と「DMM株 PRO+」があり、初心者向けのシンプルなインターフェースからプロ仕様の高機能ツールまで幅広く対応しています。
「DMM株 PRO+」は多彩な注文機能や高度なチャート分析機能を搭載し、上級者に最適です。一方、スマホアプリ「DMM株」は初心者向けの「かんたんモード」と、PC並みの機能を持つ「ノーマルモード」を切り替えられます。
「かんたんモード」では、複雑な操作を省き、購入可能額やテーマ検索など初心者に配慮した設計が特徴です。「ノーマルモード」では、四季報やテーマ検索など充実した情報を活用しながらスピーディーに発注できます。
これらのツールは国内外の株式取引をシームレスに行える点も魅力です。
株式の買い方と売買手順
DMM証券で株式を購入するには、まずアカウントに入金を行います。入金後、以下の手順で取引が進みます。
- 銘柄選び
スマホアプリやPCツールで銘柄を検索します。テーマ検索やランキング機能を活用して、自分に合った銘柄を探せます。
- 注文
銘柄詳細画面から「購入」を選択し、数量や価格（成行または指値）を指定します。「かんたんモード」では成行注文のみ可能です。
- 確認と発注
注文内容を確認し、暗証番号を入力して発注します。売却時も同様に銘柄・数量・価格を指定して注文を出します。
- 出金
売却後の資金は出金予約を行うことで銀行口座に振り込まれます。
初心者向けの取引ガイド
初心者がDMM証券で資産運用を始める際には、以下のポイントに注意しましょう。
少額から始める
初めての場合はリスク管理のため少額投資がおすすめです。「DMM株」では手数料が低いため、小額でも効率的な運用が可能です。
情報収集
スマホアプリでは四季報やテーマ検索機能が利用できるため、これらを活用して市場動向や銘柄情報を把握しましょう。
取引練習
「かんたんモード」を利用することで、複雑な操作なしに基本的な取引手順を学べます。慣れてきたら「ノーマルモード」に切り替え、より高度な分析ツールも試してみましょう。
リスク管理
投資額や損切りラインを事前に設定し、市場変動による損失を最小限に抑える工夫が必要です。
NISA口座の活用
非課税枠を活用することで税負担を軽減できます。ただし、「つみたてNISA」には対応していないため注意が必要です。
これらのステップとツールを活用することで、初心者でも安心して資産運用を始められます。
DMM証券の手数料とコスト
手数料の体系と比較
DMM証券は業界でもトップクラスの低手数料を誇っています。国内株式の現物取引では、1約定ごとに以下の料金体系が適用されます。
- 5万円以下：55円（税込）
- 10万円以下：88円（税込）
- 50万円以下：198円（税込）
- 100万円以下：374円（税込）
- 300万円以下：660円（税込）
- 300万円超：無料。
信用取引の場合も同様に、1約定300万円超で手数料が無料となり、300万円以下では一律88円（税込）です。
また、米国株取引においては手数料が完全無料で、約2,400銘柄以上の取引が可能です。
他社との比較では、楽天証券やSBI証券などの大手ネット証券の手数料よりも割安であり、特に頻繁に取引する投資家や高額取引を行う方にとって非常に魅力的です。
ただし、大手証券会社が提供する「1日定額制プラン」には対応していないため、少額取引を頻繁に行う場合は他社のほうが有利な場合もあります。
無料プランとそのメリット
DMM証券では、新規口座開設後1ヶ月間、国内株式現物取引および信用取引の手数料が無料となる特典を提供しています。この期間中は約定金額や取引回数に関係なく手数料が発生しないため、初心者がコストを気にせずトレードを試す絶好の機会となります。
さらに、25歳以下のユーザーには現物株式取引手数料が実質無料になる特典もあります。これは翌月に手数料全額がキャッシュバックされる仕組みであり、若年層への配慮が感じられるサービスです。
これらの無料プランは、初めて投資を始める方や少額から試したい方にとって大きなメリットと言えます。
スプレッドの影響と注意点
DMM FXでは原則固定スプレッドを採用しており、ドル円では0.2銭という狭いスプレッドが特徴です。ただし、市場の流動性が低下する時間帯（早朝や祝日）や重要な経済指標発表時にはスプレッドが広がる可能性があります。このような状況では取引コストが増加し、「スプレッド負け」と呼ばれる利益減少につながることもあるため注意が必要です.
さらに、相場急変時にはスリッページ（注文価格と実際の約定価格の差）が発生することもあり、特に短期売買を行う際にはリスク管理が重要です6. マイナー通貨ペアや流動性の低い時間帯で繰り返し取引する場合はスプレッドコストが利益を上回る可能性もあるため、慎重な判断が求められます。
これらの点を理解しつつ、適切なタイミングで取引を行うことでスプレッドによるコスト増加を抑えることができます。
DMM証券の口コミと評価
ユーザーの実際の体験談
DMM証券は、特に初心者から上級者まで幅広い投資家に支持されています。ユーザーの体験談では、「取引ツールの使いやすさ」が最も高く評価されており、スマホアプリの「かんたんモード」や「ノーマルモード」が初心者にとって操作しやすいと評判です。また、米国株取引の手数料が無料である点や、25歳以下の現物株取引手数料が実質無料になる特典も好評です。
一方で、デメリットとしては「取扱商品の少なさ」が挙げられています。DMM株では国内株や米国株のみを取り扱い、投資信託や金などの多様な商品には対応していません。また、日本株は100株単位でしか購入できないため、少額投資を希望する方には不向きとの声もあります。
口コミ全体としては、初心者が低コストで始めるには最適なプラットフォームであるものの、取引商品の幅を求める投資家には物足りない場合があるという意見が多いです。
他の証券会社との比較
DMM証券は他社と比較して手数料が非常に低く、特に米国株取引では手数料無料という点で優位性があります。例えば、大手証券会社（野村證券、大和証券など）の国内株式売買手数料は10万円以下で2,750円～2,860円（税込）ですが、DMM証券ではわずか55円（税込）から利用可能です。
また、スマホアプリの使いやすさや24時間対応のサポート体制も評価されており、初心者向けのサービスが充実しています。一方、大手証券会社ではつみたてNISAや夜間PTS取引など幅広いサービスを提供しているため、多様な投資ニーズには対応しきれない場合があります。
総じて、DMM証券は低コストでシンプルな取引を求める方に最適ですが、多機能性や幅広い商品ラインナップを重視する場合は他社が選ばれることもあります。
DMM証券の強みとデメリット
強み：
- 低コスト： 国内株式現物取引手数料55円～、米国株取引手数料無料。
- 初心者向け： 使いやすいスマホアプリと簡単な操作性。
- 若年層特典： 25歳以下の現物株取引手数料が実質無料。
- サポート体制： LINEによる24時間相談対応。
デメリット：
- 商品ラインナップの限定： 国内株・米国株のみで投資信託や金などは非対応。
- 単元未満株非対応： 日本株は100株単位でしか購入できず少額投資に不向き。
- つみたてNISA非対応： 長期積立型投資には不向き。
これらを踏まえ、自分の投資スタイルに合った証券会社選びが重要となります。
DMM証券のツールと機能
取引を支援するツール紹介
DMM証券では、初心者から上級者まで幅広い投資家に対応した取引ツールを提供しています。
PC向けには「DMM株 STANDARD」と「DMM株 PRO+」があり、シンプルな画面構成から高度な注文機能やチャート分析機能を備えたプロ仕様まで選べます。
「DMM株 PRO+」は、銘柄スクリーニングや多彩な注文機能を搭載し、プロの投資家にも満足できる環境を提供します。
スマホアプリ「DMM株」は、初心者向けの「かんたんモード」と上級者向けの「ノーマルモード」を切り替えられる柔軟性が特徴です。これにより、初心者は簡単な操作で取引を始められ、経験者はPC並みの機能を活用できます。
また、DMM FXやCFD専用のツールも提供されており、高度なテクニカル指標やカスタマイズ可能なレイアウトで快適な取引環境を実現しています。
アプリの使い方と機能
スマホアプリ「DMM株」は、初心者に優しい設計が特徴です。「かんたんモード」では複雑な用語や操作がなく、購入可能額やテーマ検索から簡単に銘柄選びが可能です。
また、株価ランキングや個人投資家の予想などもチェックできるため、初めての株式投資でも安心して利用できます。
一方、「ノーマルモード」ではチャートからワンタップで発注可能で、板情報からスピーディーに注文を実現します。四季報やテーマ検索、ランキング機能など豊富な情報が提供されており、お気に入り銘柄は最大2,000件まで登録可能です。
また、PCツールとの連動性も高く、外出先でもリアルタイムで取引を行える点が魅力です。
さらに、「DMM FX」アプリではテクニカル指標（移動平均線、一目均衡表など）やトレンドライン描画機能が充実しており、縦横画面チャートで相場分析が可能です。入出金履歴確認やレート通知メール機能も搭載されており、スマートフォン一つで全ての操作を完結できます。
投資信託や商品先物取引の利用
DMM証券では投資信託や商品先物取引も取り扱っています。投資信託は多様なファンドを提供しており、長期的な資産形成を目指す方に適しています。ただし、他社と比較するとラインナップは限定的であり、多くの選択肢を求める場合は注意が必要です。
商品先物取引では、「DMM CFD」を通じて貴金属（例：金・銀）、エネルギー（例：原油・天然ガス）、農産物（例：小麦・大豆）など幅広い商品へのアクセスが可能です。CFDツールではテクニカル指標や描画ツールが充実しており、市場変動に迅速に対応できる環境が整っています。ただし、高リスク商品であるため十分な知識とリスク管理が求められます。
これらのツールと機能を活用することで、多様な投資ニーズに応える取引環境を提供しています。
NISA制度とDMM証券の活用法
NISA口座の開設と利用メリット
NISA（少額投資非課税制度）は、個人投資家が運用益を非課税で受け取れる税制優遇制度です。2024年からの新NISA制度では、非課税期間が無期限化され、投資可能枠が総額1,800万円となり、より柔軟に資産運用を行える仕組みになっています。
この制度を利用することで、通常なら約20％の税金がかかる配当金や譲渡益が非課税となり、利益をそのまま再投資に回すことで複利効果を期待できます。
また、新NISAでは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」を併用できるため、短期・長期の両方の戦略に対応可能です。例えば、老後資金や教育費などの長期的な目標に向けた運用や、短期的な市場変動を活用した利益追求が可能です。
さらに確定申告が不要である点も初心者にとって大きなメリットです。
DMM証券でのNISAの取り扱い
DMM証券では、新NISA口座を簡単に開設することができます。既存のDMM株アカウントを持っている場合は、マイページから「非課税口座開設届出書」をダウンロードし、必要事項を記入して郵送することで手続きが完了します。
また、他金融機関からNISA口座を移行する場合も、「勘定廃止通知書」を取得して手続きを進めることが可能です。
取引はPC版「DMM株 STANDARD」やスマホアプリ「DMM株」ノーマルモードから行えます。注文時には「NISA」ボタンを有効にすることで非課税枠を利用した取引が可能です。
ただし、買付価格は指値注文のみ対応しており、注文期限は当日限りとなる点に注意が必要です。
長期投資のための戦略
新NISA制度は長期投資に最適な仕組みを提供しています。非課税期間が無期限化されたことで、複利効果を最大限活用できる環境が整いました13。以下は長期投資戦略のポイントです。
つみたて投資枠の活用
毎月一定額を積み立てることで市場変動リスクを分散しながら安定した成長を目指します。DMM証券ではつみたて投資枠には対応していないため、この枠を利用したい場合は別の金融機関も検討する必要があります。
成長投資枠で高配当銘柄やETFへの集中
成長投資枠では高配当銘柄や分散型ETFなど、安定的な収益を生む商品への投資がおすすめです。これにより長期的なキャッシュフローを確保できます。
市場動向に応じたポートフォリオ調整
定期的にポートフォリオを見直し、経済状況やライフイベントに合わせた調整を行うことでリスク管理を徹底します。
複利効果の最大化
非課税で得られる配当金や譲渡益は再投資することで複利効果を得られます。例えば、高配当株から得た利益を再度成長銘柄へ回すことでさらなる収益拡大が期待できます。
これらの戦略を活用すれば、新NISA制度とDMM証券で効率的な長期資産運用が実現可能です。ただし、自身の目標やライフプランに合わせた柔軟な活用が重要です。
DMM証券の成長と未来
2024年以降の展望
DMM証券は、非上場企業としての強みを活かし、迅速かつ柔軟な経営戦略を展開しています。2024年には、マイナンバーカードを活用した「iTrust本人確認サービス」を導入し、口座開設の効率化と厳格化を実現しました。この技術革新により、最短30分で口座開設が可能となり、利便性が大幅に向上しています。
さらに、DMMグループ全体では新しい技術や市場の開拓に注力しており、未開拓市場への進出や事業の多角化が進んでいます。特に金融領域では、DMM証券が提供する「DMM株」「DMM FX」「DMM CFD」などのサービスを通じて、初心者から上級者まで幅広い投資家層に対応する戦略が評価されています。
今後も非上場企業としての迅速な意思決定と柔軟性を活かし、消費者ニーズや市場変化に対応した革新的なサービスを提供し続けることが期待されています。
業界内でのDMM証券の位置から見る
DMM証券は、低コストで使いやすい取引ツールを提供することで業界内で独自のポジションを築いています。特に米国株取引手数料無料や初心者向けアプリ「かんたんモード」の導入など、他社との差別化に成功しています。
一方、大手証券会社（SBI証券や楽天証券など）と比較すると、取り扱い商品が限定的である点が課題です。例えば、つみたてNISAや多様な投資信託商品には対応していないため、多機能性を求める投資家には不向きとされる場合があります。
それでも、初心者向けのシンプルな操作性や若年層向けの特典などで競争力を維持しており、特定層に対して強い魅力を持つ証券会社として位置づけられています。
法人向けサービスの拡充
法人向けサービスは今後の成長分野として注目されています。DMM証券はこれまで主に個人投資家向けサービスを展開してきましたが、新たな法人顧客へのアプローチも進めています。
例えば、「DMM FX」では法人顧客向けにカスタマイズ可能な取引プラットフォームや専用サポートを提供し、高頻度取引や大口取引に対応しています。
また、法人向けにはリスクヘッジ目的で利用できるCFD取引も展開しており、商品先物や株価指数など幅広い金融商品へのアクセスを提供しています。これにより、中小企業やスタートアップ企業が資金調達やリスク管理目的で利用できる環境が整備されています。
さらに、公的個人認証技術（eKYC）を活用した本人確認プロセスの効率化は法人顧客にも適用可能であり、多くの企業が煩雑な手続きを簡略化できるメリットがあります。
これらの取り組みは法人市場への進出拡大だけでなく、業務効率化やコスト削減にも寄与し、今後の成長戦略として期待されています。
Q&A
DMM証券の口座開設はどのくらいの時間がかかりますか
DMM証券では、オンラインでの「スマホでスピード本人確認」を利用することで、最短即日で口座開設が完了し、取引を開始できます。ただし、土日は手続きが行われないため、平日に申し込む必要があります。
DMM証券のNISA口座の利点は何ですか
DMM証券のNISA口座では、日本株や米国株、ETFなどの取引手数料がすべて無料です。他社では一部手数料が発生する場合もありますが、DMM証券では買付・売却ともに無料である点が大きなメリットです。また、WEB上で簡単に開設手続きが完了し、非課税枠を活用した資産運用が可能です。
DMM証券の手数料はどれくらいですか
DMM証券の国内株式現物取引手数料は以下の通りです：
- ～5万円：55円（税込）
- ～10万円：88円（税込）
- ～50万円：198円（税込）
- ～300万円超：無料。
米国株取引では手数料が完全無料です。また、25歳以下の場合、国内株式現物取引手数料が実質無料（キャッシュバック）となります。
DMM証券のFX取引のレバレッジはどれくらいですか
DMM FXではレバレッジが最大25倍に固定されています。この仕組みにより少額資金から大きな金額で取引可能ですが、リスクも高まるため注意が必要です。
DMM証券のアプリはどのように使いますか
DMM証券のスマホアプリ「DMM株」は、「かんたんモード」と「ノーマルモード」を切り替えて利用できます。「かんたんモード」は初心者向けで、簡単な操作と条件検索機能を備えています。一方、「ノーマルモード」ではチャート分析や板情報を活用した高度な取引が可能です。アプリはリアルタイム更新やPCツールとの連動もでき、外出先でも快適に利用できます.
まとめ
DMM証券は、初心者から上級者まで幅広い投資家に対応した資産運用プラットフォームです。特に「DMM株」では、国内株式や米国株の取引手数料が業界トップクラスの低コストであり、米国株取引では手数料が完全無料という大きな魅力があります。
また、スマホアプリでは初心者向けの「かんたんモード」と上級者向けの「ノーマルモード」を切り替えて利用できるため、使いやすさが高く評価されています。
さらに、新NISA制度にも対応しており、日本株や米国株を非課税で取引可能です。ただし、つみたてNISAや投資信託には対応していないため、長期積立型投資を希望する場合は他社の利用も検討する必要があります。
一方で、取扱商品が限定的である点や単元未満株に対応していない点はデメリットとして挙げられます。これらを補完するためには、DMM証券をサブ口座として活用する方法も有効です。
総じて、DMM証券は低コストでシンプルな運用を求める投資家にとって非常に魅力的な選択肢と言えます。自分の投資スタイルや目的に合わせて活用することで、効率的な資産運用が可能となるでしょう。
参考資料
やさしい株のはじめ方【DMM株】アカウント登録の方法・取引までの流れ
「DMM証券（DMM株）」のメリット・売買手数料・取扱商品などを …
